思春期とか反抗期って誰にでも来るんでしょうか? うちの子はかわいいし、穏やかだから反抗とかしない気がしているんですが甘いですか? 今から心配です。 もし反抗期とかが来たらどうしたらいいかを教えてくれたら嬉しいです。

本記事では反抗期の対処法、乗り越え方を具体的に説明いたします。この時期を正しく越えることで親子の絆がさらに深まりますし、親子の人間関係のレベルがぐんとアップします。 お子さんが小さいママパパもお子さんが小さいうちから、しっかりその日が来ることを想像しておくことをおすすめいたします。

参考記事→子どもと心がつながる本 5選【コーチング・ビジネスから学ぶ】

✴︎この記事を書いているわたしは、自分はバイリンガルとは言えないけれど20歳になるバイリンガル娘を育てました。
小さい頃はハグしたりスキンシップ多くて楽しい子育てでした。 中学生くらいから思春期、反抗期となり、ケンカも山ほどしました。 でもそこをうまく乗り越えたので20歳になる今は心友みたいに仲良しです。

以下のContentsの流れで思春期・反抗期とは? その乗り越え方をお話します。

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【思春期・反抗期】ひよこクラブより
若鳥クラブが必要な理由

乳幼児期のの子ども達

ママもパパも楽しくて仕方ないですね。
写真を撮っても楽しいし、ビデオを撮っても楽しいし。
家族で出かける場所もたくさんあって
おもちゃを買ってあげると喜んでくれて
困ることと言えば、
食べない
寝ない
ぐずる
くらいでしょうかね。

乳幼児期の雑誌

しつけとか、働くママパパの段取りとか、休みのお出かけとか・・・
また何歳になったらどういう習い事をしているとか、どういうことが起こるとか、新米ママパパにとってはとてもありがたい内容がたくさんあります。
お休みの日のお出かけなども載っていて、とても楽しそうな内容も盛り込まれています。

やれやれ、子育てが終わった

たいていのママパパは、お子さんが中学になると
「やれやれ、やっと子育て終わった」
なんて言っているかと思います。

ちょっと待った~!!

と言いたいです。

なぜならここからが大変だからです。

見た目は大人、中身は子ども

見た目は子どもではなくなり、大人っぽくなってきますが
中身はまだまだ子どもです。

わかりにくい中高生の心の中

●乳幼児期がヘルプを求めている時

泣いたり、甘えたり。
わがまま言ったり。
イヤイヤと言ったり。
その内容も単純だし、態度も単純なので対応しやすいですね。

●中高生がヘルプを求めている時

・無視する
・部屋に閉じこもる
・逆に妙に明るく振舞って本心を隠す
・偉そうになる
・反抗的な言動が多くなる
小さい頃より何を考えているのかがわかりにくい年齢となってきます。

●中高生の周りを囲む色々なこと

受験
おしゃれ
恋愛
部活の上下関係
定期試験
容姿を気にする
イジメ
学校での立ち位置
親との関係
兄弟姉妹との関係
友達関係
先生との関係

若鳥クラブ

こんな難しい時期だからこそ、ノウハウが必要だったり、親力が必要だったりします。
それなのになぜ「たまごクラブ」「ひよこクラブ」はあるのに「若鳥クラブ」はないんでしょうね?

ここからは、わたしが勝手に「若鳥クラブ」みたいな記事を書いていこうかと思います。

今後、中高生子育てをする方、今、まさに真っ最中の方、ぜひご覧ください。

受験・定期試験を通して得られる力

中高生からは人生に関わるようなことがたくさんあります。
それは「受験」です。

受験がある学校ない学校どちらもこの時期勝負

別にいい学校に行かなくてもいいし、とか、うちは付属校だし、なんて思っているかもしれませんが、勉強を通して成長する部分がたくさんあるので、有名な学校に行かせる行かせない、受験があるない、ではなく、この時期に勉強を通して社会適応能力を身に着けさせることはとても大切なことです。

勉強を通して得られる力

計画力
実行力
集中力
継続力
時間管理能力
立て直し力
決断力
困難を乗り越える力
主体性
論文力
問題解決能力
読解力
発言力

テスト勉強で得られること

テスト勉強の計画を立てる

計画通り実行する

集中する

継続する

時間管理(無駄をはぶく)

計画通りにならなかったことを立て直す

今、何を先にすべきか決断する

悪い結果でも次に向かって乗り越える

あきらめないことを学ぶ
(一度きりの人生をあきらめない)

各教科の勉強で得られること

これについては、受験勉強 やる気スイッチ という記事の「各教科を学ぶ理由」で述べているので参考になさってみてください。

子どもにラクをさせる=未来に苦

上記のことが「受験」がある学校に行くことで高まることは多いと思います。
受験がないところでも定期試験を確実にこなしていく力をつけさせてあげることで、しっかり上記の力がついていくと思います。

ラクを選ぶ=将来はラクじゃなくなる

ここを小さい子のママパパたちもしっかり覚えておくとよいと思います。

中高生の興味・関心(学校・全体編)

勉強しなくてはならないことは本人たちもわかっているのですが、それよりもこの時期はそれ以外のことに関心が出てきます。

●恋愛

好きな人ができたり、友達に彼氏彼女ができたなどの話が入ってくることも多くなる時期でもあります。

●容姿を気にする

ドライヤーをかける時間が長くなる
スキンケアをがんばるようになる
シャワーの時間が長くなる
支度に時間がかかる
鏡を見ている時間が長い
洋服や靴やバッグをほしがる

●コンプレックス

肌荒れ・ニキビ
髪質
背丈(高い・低い)
体型(太ってる or やせてる)
色白・色黒
かわいい・かわいくない
かっこいい・かっこ悪い
明るい・暗い
スポーツできる・できない
人気ある・ない

●他人の目

嫌われている
好かれている
しっかり者と思われている
暗いと思われている
明るいと思われている
変わっていると思われている
いじわるだと思われている
変だと思われている
リーダー格だと思われている
おとなしいと思われている
頭いいと思われている
バカだと思われている
などなど

●持ち物を気にする

ペンケース
文具
ノート
下敷き

ブラシ

中高生の興味・関心(TV・ネット編)

●テレビ

流行りのドラマ
お笑い
バラエティー
歌手

みんなの話題についていくためにも、見ておかないとって思います。

●SNS

LINE
Instagram
Twitter
Facebook
YouTube
などなど

【それぞれの影響】

●LINE

友達とのコミュニケーション手段となっています。
すぐに返事をしないといけないと思っています。
グループに入れてもらえる、もらえないもかなり中高生にとっては重大な問題です。

●Twitter, Instagram, Facebook

は友達がどうしているのかが「のぞき見」できるので、気になって見たり、自分も何かを投稿しなければとがんばったりします。

他人の投稿を見て
「うらやましい」
「うちは違うな」
「わたしは違うな」
と自信を失ったり、うらやましいとねたんだり、「いいね」がほしくて色々投稿することにこだわったり・・・

●YouTube

夜中まで見られるテレビみたいなものです。
・憧れのYoutuber さん
・テレビをYouTubeで見る
1度見始めるとエンドレスでずっと見ちゃいます。
大人でもそうですから当然です。

Wi-Fiとスマホ

●遅くまでスマホを防ぐ

・通信制限をかける
・Wi-Fiを切る
・スマホを取りあげる

何かの対策をしないと、あの小さな「スマホ」という物体に、この大切な時期が壊されていきます。

スマホ問題でイライラしている親御さんが一番多いと思います。

部活動やクラスの人間関係

●人間関係・上下関係

ちょっと前まで小学生で、野山を走り回っていたのに(都会だと野山はないでしょうが)、突然、先輩後輩の関係に子ども達は、学校でピリピリドキドキし始めます。

・先輩

先輩に嫌われないように、好かれるようにと日々、お世辞を言ったり、ごまをすったり、新入社員みたいに大変です。

・友達関係

それと同時に友達関係も部活内で色々複雑化してきます。
リーダー格
好かれるタイプ
まかせっぱなしタイプ
ずるいタイプ
協調性ないタイプ
めんどくさいタイプ
などなど

・先生との関係

好かれる・嫌われる
いじられる
無視される
勘違いされる
などなど

●人間関係の問題はかなりのストレス

大人なら大したことない人間関係でも、中高生にとっては(特に中学生)人生の大問題みたいに感じます。
それだけで学校に行きたくない、人生もう真っ暗闇・・・みたいになっちゃうこともあります。

子どもと親のギャップ

中高生の頭と心

学校の人間関係、見た目の関心、スマホ
部活、恋愛、コンプレックス
スマホ(SNS)+テレビ+雑誌
+
勉強(定期試験・受験)

親の頭と心

勉強・受験→将来のこと
学費・塾代などの教育費のこと

子どもと親の頭の中のギャップ

上に記載した内容を見ていただいてもわかるように

子どもの頭の中を親は見ないで、勉強や受験や将来のことを考えています。

子どもにもよりますが、9割以上が勉強以外のことで頭がいっぱいの子もいます。
勉強が大切だとはわかっていても、目先の友達関係や部活や、日々の生活を楽しく過ごすために必要なことで頭がいっぱいです。

【頭と心の整理ができない中高生の子どもたち】

自分の頭と心の中に何があるのかさえわかっていない状態の子がほとんどです。

中高生の頭と心のデータ集め

【言葉を聞いて頭で理解せず心の声を感じて心で理解する】

中高生の怒っている時の「言葉」を聞かない方がいいです。
その言葉に意味はありません。
意味がないというより、真逆のことを思っていることもあります。

【子どもにたくさん話させることがコツ】

親から言いたいこと、教えたいことがたくさんあります。
しかしそこはぐっと我慢して言わずにいましょう。
子どもに「どうして?」「それで?」とどんどん話させましょう。

【子どもの頭と心に乱雑に入っているデータ探し】

まずは色々なデータをそろえることからスタートします。

・先生への文句
・友達への文句、ジェラシー
・見た目の悩み
・コンプレックス
・勉強のこと
・親への文句
・兄弟姉妹への文句、ジェラシー
・将来のゴール
・好きなこと・興味があること
・SNS事情
・恋愛に関すること(できたら)

【子どもとの距離を縮める関係】

子どもが話しやすい距離感、環境を常に作っておくことが大切です。
「親は考え方が古い」なんて思われないようにしましょう。
たとえ子どもと考え方が違っても、そう思われない方が、子どもの情報はつかめます。

ケンカの時の心構え


感情は引き出しに閉まって

【感情は引き出しに閉まって】

イライラ感情は引き出しに閉まって、できたらカギもかけてしまいましょう。

【正しい方向に子どもを導く】

親のゴールをハッキリさせておきましょう。

●最低でもここはわかってもらうようにしよう。
●今日は親子関係をよくすることだけをゴールにしよう。
●ひとまず次の定期試験に気持ちが向かうようにしよう。
●スマホの約束だけは決めてしまおう

【ゴールに導くためには我慢も必要】

●子どもが7、親が3の割合で話す
●自分に対して文句があるところは素直に聞く
●相手の心を開くことを第一優先にする

【言葉は聞かない、心を聞く】

●言葉

言葉はトゲがある言葉を言ってくることも多々あるでしょう。
親からすると信じられないような発言をされて、腹が立ったり、悲しくなったり、今までの子育てがなんだったのかと絶望するようなこともあるかもしれません。

●心

子どもの言葉にトゲがあればあるほど、ひどい言葉であればあるほど、子どもは傷ついていて、悩んでいて、迷っていて、自信をなくしています。
この記事で書いた、様々な事柄がからみあって、ほどけなくなって、イライラしているだけです。
それを誰かのせいにすることで、今、倒れそうなくらい混乱している気持ちを一瞬、ラクにしようとしているだけです。

【今日はいっぱい話してくれてありがとう】

必ず、ケンカしたり、討論になった時は、夜寝る前に、

「今日は色々話せてよかったわ。 色々気づかなかったこともたくさんあったな。
悩んでいたこともあったんだね。 これからはもっと話そうね」

などと声をかけてあげましょう。

バイリンガル子育てを乳幼児から続けてきている場合、できればここでハグをしてあげましょう。

ハグって・・・
すごいパワーあります。
今、小さい子のママ、パパ
ぜひハグの文化は思春期子育てまで続けていくといいですよ

少しでも皆さんの思春期子育てのお役に立てたらと思います。
お子さんとの関係が感動的な真の人間関係に仕上がっていくように願っています。


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