子供を幸せにするために、いい大学に入れて安定した幸せを与えてあげたい、なんて思っていますが、時代遅れですか? 幼稚園や小学校から付属の私立に入れておけば安心だなあとか思っています。 でも終身雇用崩壊とか聞くし、どうやって子育てしたらいいのかな? これからの子育てを終身雇用崩壊から考え直そうと思っています。 色々考える材料がほしいです。
本記事では、終身雇用崩壊や45歳でリストラなど、昨今の話題となっていることから今後の子育てについて考えていく材料をわたし自身の考えとともに集めてみました。 色々考える情報としてご活用ください。
✴︎この記事を書いているわたしは、自分はバイリンガルとは言えないけれど20歳になるバイリンガル娘を育てました。
カナダ親子留学4年間において海外での英語子育ても経験し、その後はインターナショナルスクールに行かせました。 そのままインターで高3までのんびりの予定が中学から日本の公立に行き、高校受験を経験、その後は私立受験校だったので大学受験も経験しました。 たまたまでしたが、受験を2度も経験して良かったと時代の流れを見て感じています。
トヨタが「終身雇用を守っていくのは難しい局面に・・・」と発表。
経団連も、「終身雇用を前提にするのは限界」と発表。
戦後ずっとあったはずの終身雇用はなくなる方向ですね。
また何社かで、45歳をリストラの年齢にしていますね。
45歳くらいまでに使えない人を雇う余裕はない、ということですね。
となると、子育ても考えないといけないですね。
いい大学にさえ入れておけば安心、というわけではなさそう。
本記事では大学名というバッジが消えても、個人で輝く輝き方についての考えるきっかけになると思います。 以下のContentsの順番に進めていきます。
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Contents
【学歴どうなる?】終身雇用崩壊とこれからの教育:私立付属校ってどうなの?
4〜6歳で勝ち組決定? 人生の終身雇用狙い?
終身雇用に似ていると思われるのが、幼稚園や小学校で有名私立付属校に入ってしまえば人生勝ち組!
みたいなことは、もはや長い歴史となっていて、東京に住んでいて、ある程度の余裕のある若いご家族か、おじいちゃま、おばあちゃまが援助できるご家庭のお子さんは、幼稚園や小学校受験、いわゆる「お受験」をして、有名私立大学卒業という肩書きをわずか4歳から6歳くらいで獲得してしまうんです。
色々な付属っ子
●真面目で品良く生真面目
・受験がなくても真面目で勉強家
・親も堅実
・受験がない分、英語教育や部活動、スポーツなどに熱心
・読書家で知識欲がある
・品位がある
●親子でチャラチャラ系
・親子ともどもブランドだらけ
・「学校名」というブランドをゲットして浮かれている
・「学校名」という名の遊園地で大学卒業するまで遊んでいる感覚
・学力より知力より、見た目のセレブリティさが命
・乗ってる車、旅した国、泊まったホテルの良さが自分の良さ
2020年入試改革を恐れ付属を好む傾向
【入試改革後の試験は?】
2020年に英語4技能(Reading, Listening, Speaking, Writing)を共通テストに導入することは延期になりましたが社会が英語4技能堪能の人を求めていることは変わらないどころかニーズは増え続けています。
【不安になるご両親】
・うちの子に英語のスピーキングとか無理
・うちの子に英語でエッセイとか無理
・記述式とかって、そもそも作文とか苦手だから無理
・自分で考える問題とかって、考える力が弱いから無理
・今でも無理なのに難しくなるならますます無理
【私立付属校に早めに入れてしまおう】
受験で苦労させるくらいなら、早めに私立付属校に入れてしまおう!
という傾向が近年は強まってきていた
これからの時代はどうなる?
・45歳のリストラ祭りが行われる今
・終身雇用が決定になるであろう未来
・大学名という「肩書きのみ」は通用するのか?
これからの時代の付属っ子
●真面目で品良く生真面目型
親の意識が高く、受験がないからといって、親がラクをするのではなく、子どもにラクをさせるのでもなく、受験があっては学べないようなことを学ばせるようになると思われる。
例)
・プログラミング
・英語などの語学
・ボランティアなどの経験
・留学で異文化体験
・スポーツを真剣にやらせる
・ホームステイ受け入れなどでご家庭の国際化
・地域支援などを通して社会に貢献
などなど
●親子でチャラチャラ系
もちろん、世の中の流れにはなかなか気づかないであろうこのタイプの親、そしてその子どもたちは、おそらく今後もこの路線を貫いていくだろうと思われる。
今後が危ういのは言うまでもない。
受験がない良さ・受験がある良さ
【受験がない人生の良さ】
・受験がないと経験できることは多数ある
・受験の弊害も色々あるので、それを経験しなくて済む
・小さい頃からの家族みたいな友人ができる
・家族ぐるみで仲良くできる
などなど
【受験がある人生の良さ】
・人生の岐路に立ち、人生について考えるきっかけがある
・自分の進路、未来を自分の努力によって勝ち取っていく力がつく
・勝ったり負けたりを繰り返しメンタルが鍛えられる
・共に頑張った仲間ができる
などなど
「私立付属校の選択」の未来予想
・今後は私立付属校に入れたから安心する親は減る
・私立+塾+留学+習い事+・・・・などとますます年間学費は増える
・私立付属校チャラチャラ親子は少しは減るだろう
・私立付属校の受験校化:今でも増えているが「受験クラス」と「付属に上がるクラス」を分けている私立付属校がますます増える
・私立付属校内での学校方針などの変化
・進級時(小→中学、中→高校、高→大学)のハードルを高くして、勉強する私立付属校が増える
今後も私立付属校人気が衰えるかというと、そこまでではないと思いますが、やはり「入れてしまえば安心」という親御さんは減っていくと思われます。
【学歴どうなる?】終身雇用崩壊とこれからの教育:大学受験人気高まる?
親が主導の受験
幼稚園受験
小学校受験
※この辺りは、お子さんの努力がゼロではないですが、ほぼ全て親がかりの受験と言っても過言ではありません。
「この学校に行きたい」とたとえ言ったとしても、「気に入った」かもしれませんが、多数の情報や経験などから「選択した」わけではないですよね。
親が半分は主導の受験
中学受験、高校受験
※一部のしっかりした子は高校受験も自分でしっかりやると思います。
ただ、モチベーション管理や学校見学、願書を揃えるなどなど、事務的なことなどはほとんど親がかりなご家庭は多いと思います。
反抗期、思春期の真っ只中、学校選びも本当に「選択したのか?」というと微妙な年齢だと思います。
ほぼ本人だけの受験
大学受験
※大学受験でも親が「こういう大学がいい、こういう大学はやめておきなさい」などと口を出す親もいまだにいますが、ほとんどが本人主導の受験となります。
社会人に1番近い受験=大学受験
【大学受験をする良さ】
・将来のことを考えたり
・そのための学部を考えたり
・使える英語を学ぶ意味、大切さが見えてきたり
・それらを総合して未来を選択する力が出てきたり
・英検準2級や2級レベルで合格した高校受験ではなく、準1級それ以上の英語力をつけて受験をするので、将来に役立つ英語力も高くなる
大学名ゲットの大学受験が崩壊?
【AO入試や自己推薦入試は】
AO入試や自己推薦入試などは「志望理由書」「課題論文」などを書いたり、「面接対策」をするので、将来を考えて志望大学学部を選択し、入学してからどういう授業を取得して、どういう社会人を目指すかまで考える。
【一般入試】
偏差値を基準に、受験科目数、得意科目で受験できるかどうか?などで受験大学学部を決定し、受けられるところをなるべくたくさん出願。
受かった中から偏差値が1番高い大学学部を選ぶ傾向がある。
将来不要と思われる科目でも何でも努力して暗記していくので知識量が増える。
【今後は?】
大学名だけをゲットしても45歳でリストラ宣告される恐れと、終身雇用ではないので、大学名に助けてもらえないリスクを考えることになるだろう。
【大学で何を学び、社会でどう生かすか?】
大学名だけでなく、大学で何を学び、その学びを社会でどう生かすか?というところを考える人が増えるのではないだろうか?
【まとめ】
親がお膳立てする幼稚園、小学校、中学校受験、高校受験ではなく、本人が考えて、頑張って、苦労して、選択していく大学受験をさせた方が良いのでは?と考える親が増えていくかもしれない。
【学歴どうなる?】終身雇用崩壊とこれからの教育:大学がワンダーランドじゃなくなる
今(2019年現在)でも二極化
今、2019年現在も、大学生には2通りいると思う。
①バブル期と変わらず、サークル、旅行、バイト、恋愛、たまに試験勉強っていう大学生
②大学の勉強+意味のあるアルバイト+インターンシップ+ボランティア+留学+資格取得+読書など有意義な大学生生活を送っている大学生
意識の高い大学生が増える
今以上に、大学生の知識欲や経験欲が強まると思われる。
・インターンシップ
・資格取得
・ボランティア
・留学
・セミナー参加
・異業種交流会参加
・ビジネス勉強会参加
・大学生の読書家が増える
・プログラミングスクールなどIT系
新卒一括採用廃止になれば?
新卒一括採用が廃止になる日もそう遠くないでしょう。
そうなるとますます、上記にあげたような大学生の活動は激化していくと思われます。
有名大学名+いい子+愛想がいい+品位がある+目上の人をたてる
昔は、↑みたいな学生は就職で有利でしたが・・・
これからはどうでしょうか?
万が一、雇ってもらえたとしても、これだけでは45歳でリストラ間違いなし! ですよね〜
今まで、昭和、平成の親たちが目指してきた理想の子育ては・・・
どうなっていくんでしょうか?
【学歴どうなる?】終身雇用崩壊とこれからの教育:親の意識改革必須
昔風のいい親・今風のいい親
●昔のいい親、いいご家庭のイメージ
・堅実で真面目な知的レベル高い親
・保守的な服装で決して派手ではない見た目
・厳格な父とその父をたてる母
・親を尊敬する子どもに育てるご家庭
・代々、○○大学なので、子どもにも○○大学へ行かせる
●今風のいい親、いいご家庭のイメージ
・父も母も自分たちが選んだ仕事をしている
・父と母は良き人生のパートナーである
・父と母は、大人も成長し、大人も楽しんでいる姿を見せている
・子どもにも自分の人生は自分で築き上げていくと伝えている
・○○大学が人生の助けになるわけではなく、あなた自身のスキルや魅力や知識や経験などがあなた自身を幸せにするんだと教える
古き良きを残しつつ時代の波に乗る
【前の時代への執着・愛着・思い】
時代の変化があると、必ず、「前の時代が良かった」と言う人がいる。
そういう人はたいてい、「前の学校が良かった」、「前の上司が良かった」、「前の番組が良かった」という考えの人だと思う。
もちろん、前の時代に全く良さがないとは言わないが、前の時代に住んでいるままでいいのだろうか?
【時計は前にしか進まない】
学校で歴史を学ぶように、前の時代から学ぶべきことは学ばなければならない。
しかし、時代が流れていくので、そこにも合わせていく必要がある。
●馬車
馬車は風情があっていいけれど、今は観光地にしかない
●レコード
プツプツという音がなんとも魅力的でいいんだよね〜という根強いファンもいるが今はCDでもなくなり、音楽はダウンロードが主流
●VHSビデオ
昔は録画できるなんてすごいって思ったけれど、今はDVDやBlu-rayから、Netflix、Hulu、U-NEXT、Amazon Primeなど動画配信サービスへ
●大学名
さあてどうなるでしょう?
・あったらあったでいいけれど人生の保証にはならない
・その大学名じゃなく入る時にがんばった学力やメンタル力の方が大事
・大学名よりスキル、知識、人間性、経験などの方が大事
などなどの変化が予想されますね
親の意識改革のスピード勝負
●今、親をしているということは、過渡期となるこの時代に子育てをしていることになる
●未来を生きる子どもが、しっかりその未来を生きていくために、未来を予想する力が、幸せな子を育てるキーとなる
●親も子も○○大学とか、○○株式会社とかの肩書きがなかったとしても、フルネームそのままの自分で、輝いていけるように生きていかなければならない
【学歴どうなる?】終身雇用崩壊とこれからの教育:まとめ
●有名私立付属校でも安心はできない
●大学名ではなく、その大学に合格するまでの努力や知識や能力の方が大切
●付属校だったとしても、受験をしたとしても、社会人になるまでどう過ごしたのか? どういう人間に育ったのか?の方が大事
●親にとっての「いい子」に育てるより、「社会に貢献できる魅力的な人材」に育てていくことが自力で幸せに生きられる子どもを育てる子育て
●大学がゴールではなく、大学はまだまだ学び、経験する場所に変化
●新卒一括採用がなくなる可能性があるので、職業をゲットしていく力が必要になる可能性が高い
●終身雇用崩壊、45歳がリストラ祭りとなると、一生魅力的な人間でいることが人生の幸せにつながると言えるであろう
●死ぬまで勉強、死ぬまで成長=大変な時代であり、良き時代である
今回は以上となります。 今後の子育てについて一度じっくり考えてみてほしいです。
大変な時代ととらえずに、個人を輝かせる子育てができる!って考えて、いっぱい工夫して、いっぱいいい情報を集めて、わくわく楽しく魅力的な子どもを育てる魅力的な子育てを楽しみましょう♪♪
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