将来にどんな仕事をしたいのか?ってまだ決まっていません。 だからなのか勉強も手につかないし、AO入試とかで将来について書かないといけないから困ってるし、大学卒業後の未来がまったく想像できないんです。 どうしたらいいでしょうか?
本記事では将来を考えて行く時に職業だけではなく、プライベート、やりたいこと・やりたくないことなど多方面から考えていける内容となっています。 また、仕事とは?など幅広い方面から将来について考えていただきます。 自分が生きる、自分が住む未来、幸せになる形の考え方がわかるようになると思います。
✴︎この記事を書いているわたしは、自分自身が中高生の頃、未来は全く見えていませんでした。 その時代に学校生活の中で楽しくなんとか暮らしていくことで精いっぱいでした。 そんなわたしが子育てをして、娘に一度きりの人生を幸せに生きてほしいと思った時から、「将来について中高生がどう考えたらいいのか?」を真剣に考えはじめました。 将来についての悩みが不安になり、勉強が手につかない、その先が見えないから進めない、となる若い子の気持ちに気づけました。 今は20歳になる娘がいますが、もちろん今もなお、将来を模索しています。 そんな段階の子育てをしているわたしが思う、中高生の子たちの将来についての悩みについて書いてみたいと思います。
以下のContentsの順番にお話していきます。
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Contents
将来の仕事の決め方:子ども達の現状
【将来何がしたい?】
子どもに、「将来は何がしたい?」「将来は何になりたい?」
って聞くことってありますよね〜
【目に見える職業ばかり】
たいてい、お子さんたちは職業を答えませんか?
「学校の先生!」
「電車の運転手さん」
「歌手!」
「俳優」
「警察官」
「ケーキ屋さん」
などなど。
たいてい目に見えるところにいる職業の人ばかり。
【中高生になっても知識は増えず】
中学生、高校生と進み、大学で学部を選ぶ頃に、将来について真剣に考えなければならない時がやってきます。
しかしその頃にも。知っている職業は幼稚園や小学校の時とさほど変わっていなかったりします。
小さい頃になりたかったものに、今でもなりたいわけではない子も多いと思います。
あれ? だったらいったい・・・何になりたいんだろう?
そんな風に未来に進む途中に迷子になってしまいます。
そのため、大人になることに希望が持てない、持ちにくい子が多くなるのが、この思春期の時期ではないかなって思います。
将来の仕事の決め方:子ども達に選択肢はあるか?
将来になりたいものは子どもに任せますって
好きなことしかさせません
興味を持ったことだけさせます
将来は好きなように子どもに任せます!
って・・・
大学生くらいならともかく・・・
そう言われても・・・・
世界には何があるかも・・・知らないよね、子どもって。
そもそも小さい子の選択肢って少ないよね
【食べ物にしても】
何が食べたい?って聞いても
フォアグラのソテーなんて知らないし
洋梨のコンポートとか知らないだろうし
ラムチョップとか知ってる乳幼児はいないだろうし
カウンターでいただくお寿司、とか言わないだろうし
福岡の屋台のあの「○○ラーメン」とかも言わないだろうし
沖縄の子でもないかぎり「海ぶどう」とも言わないだろうし
【何になりたい?】
システムエンジニア、とか何する人かわからないだろうし
政治家って何?って感じだろうし
家具職人とか言う人もいないし
投資家なんて言うはずないし
【たいてい見たことあるもの】
パン屋さん
お菓子屋さん
歌手
俳優・女優
アナウンサー
幼稚園の先生
学校の先生
ピアノの先生
サッカー選手
いまどきは・・・
Youtuberとかなのかな?
将来の仕事の決め方:親の影響
親の視野が広いと子どもの選択肢が増える、というのは事実かもしれません。
でも広ければいいかというとそうでもないとわたしは思います。
選択肢が少なくていいとは思わないけれど、広い=良い、というわけでもないと思います。
例えば・・・
小さい頃から野球をしていたイチロー
小さい頃からスケートをしていた浅田真央さん
などなど親の影響を少なからず受けるのが子どもです。
それが悪いわけではありません。
その親の元に生まれてきたことに意味があるように、その親の影響を受けることが運命で、それが幸せだからその親の元に生まれてきたのだとわたしは思います。(虐待などの例外を除いて)
将来の仕事の決め方:プライベートの未来
将来のこと=仕事って思いすぎると
将来、何がしたい?って聞くと、たいてい「職業」のことだと思いますよね。
中高生でも、職業ってピンとこなくて、「全然決まってない」という子が多いと思います。
決まっていない子の大半は
・知っている職業の中で興味があるものがない
・周りの大人を見て幸せそうじゃないから大人になりたくない
・大人に希望を持っていないので大学卒業後についての思考が停止状態
・打ち込める仕事がしたいが、それが何かわからない
・お金がたくさんもらえる仕事がいいけれどそれが何かわからない
・有名な会社に入ることが正解なのかな?と漠然と思っているだけ
・もう勉強とか疲れたから主婦(主夫)になって引きこもりたい
休日はどう過ごす大人になりたい?
そこでこんな質問をしてみると・・・
「休みの日はどう過ごす大人になりたい?」
すると
「え? 休みの日ですか? 寝る? え? なんでしょうか?
友達と遊ぶとか? 買い物? え?」
おそらく大半の大人は休日が好き
ほとんどの大人は、やっと木曜日、やっと金曜日!
やった〜 明日休みだ〜
みたいに思っていますよね〜
働いている人のほとんどが、「週末」を目指して生きていませんか?
もちろん仕事が大好きっていう方もいらっしゃると思いますが、おそらく大半の方は休みを待ち遠しく思いながら平日を過ごしているのではないでしょうか?
休日の過ごし方・ライフスタイルイメージ
子ども達に、どんなライフスタイルがいい?
どんなお休みの日を過ごしたい?
どういうイメージがあなたにとっての幸せ?
と聞いてみると・・・
【ライフスタイル案 1】
犬がいて・・・
庭があって・・・
朝早起きしてお気に入りのトレーニングウェアを着て、犬と一緒に走る!
帰りに、美味しいパン屋さんでパンを買って、家で美味しいコーヒーを入れて飲むなんて最高
【ライフスタイル案 2】
海辺に住んで、朝は海から海に行ってサーフィンしたいな!
その後は海を見ながらランチしたら最高だね〜
【ライフスタイル案 3】
都会の高層マンションに住んで、朝はバルコニーで朝食を食べたいな
夜はおしゃれなレストランでワインとか飲む大人になりたい
【ライフスタイル案 4】
田舎暮らしがしたい。
朝は畑仕事をするっていうのがいいな〜
そして美味しい無農薬野菜を使ったランチをして、そして軽く昼寝をして、そしてまた午後にも畑仕事をして・・・
夜もまた採れたて野菜で夕食を作るんだ!
【ライフスタイル案 5】
海外のリゾートで暮らしたい
毎日、ビーチ沿いを走って通勤するんだ
休日も海を見てゆったり過ごしたい
【ライフスタイル案 6】
NYでバリバリ働きたいな
休日は稼いだお金で欲しいものを買いまくりたい
【ライフスタイル案 7】
子どもがたくさんいて、休日はドタバタ子どもに起こされて・・・
一緒に公園に行ったり、男の子ならサッカーしたりしたいな
【ライフスタイル案 8】
休日はエステ三昧で過ごしたいな〜
食事もすべてオーガニックとかでヘルシーに美しく過ごしたいな
他にも色々思い浮かびますよね〜
そんなプライベートを叶えるために、どれくらいの収入が必要なのか?
とかも高校生以上くらいになると考えられると思います。
それもまた仕事を選ぶ材料となると思います。
こんなことを考えてみることも、将来にわくわくできることだと思います。
将来の仕事の決め方:したいこと・したくないこと
したいことだけ考えようとすると浮かばないかも
【小さい子は将来像を持っている】
将来、どうしたい?って聞かれてもすぐに答えられない中高生が多いです。
乳幼児から小学生くらいまでは、色々と答えます。
【中高生から突然現実化すると答えなくなる】
が、しかし、将来のことを考えてどの高校に行くのか?
どの大学、どの学部に行くのか?
と具体的に話が進むと・・・
答えなくなる子が増え始めます。
それは親が規制したりしていなくても起こります。
よくよく考えてみると、小さい頃に言ってたものになりたくないかも、とか思ってきたりします。
自分って何が合ってるんだろう? なんてわからなくなる時期ですね。
【見つからないから努力もしない】
たいてい勉強しなくなる子は、小さい頃にわくわくしていたものに、今はわくわくしなくなったり、現実的に考えてみると、さほど興味がなかったりなど、夢から覚めてびっくりしている状態です。
【受験が夢を奪ったとかじゃないと思う】
受験で大変だから、小さい頃に言ってた夢を捨てたとか、諦めたとか、そんなネガティブなものではないことがほとんどだと思います。
ただ、幼児期から思春期に入り、心と頭が成長し、親より友達の影響を受けることが多くなり、選択肢も増えて、価値観が変わり、戸惑っている状態だと思います。
したくないことは? こうなりたくないってことは?
将来にしたいこと、なりたいもの、目指すものがない場合、したくない、なりたくないものを挙げてみると良いと思います。
・無能で無力で疲れている会社員・OLになりたくない
・朝の通勤ラッシュはイヤ
・貧乏で苦しむとか無理
・家が汚いとか無理
・都会に住みたくない
・田舎に住みたくない
・日本に住みたくない、海外がいい
・日本に住みたい、海外はイヤ
・おしゃれするお金がないとか死んじゃう
・かっこ悪い車に乗りたくない
・黒髪じゃないとダメ、スーツじゃないとダメとか無理
・日本の就職活動、リクルートスーツとか無理
・海がないところに住めない
・車通勤じゃないとイヤ
・給料低い会社とか無理
・そもそも会社に通うとか無理
こうしたいってことは?
【例 1】
朝の通勤ラッシュがなく、毎日、車で通勤がいい
美しく清潔な家に住む
海外のビーチが近いところに住む
かっこいい車に乗る
犬を飼う
お給料の高い会社でカジュアルスタイルで働く
おしゃれな服を着て過ごす
【例 2】
東京都内のタワーマンションに住む
通勤は自転車
朝はスタバでスタート
夜は早めに退社して夏はテラスでビール
休日は高級ジム通い
【例 3】
田舎暮らし
会社に縛られない
畑で働いて、自分で作った野菜を食べて暮らしたい
洋服や車にはこだわらないが時間の自由がほしい
【例 4】
郊外の1軒家で、子ども3人とパートナーと暮らす。
通勤は大変だけど、休日は家族と楽しく過ごす。
そのため、ある程度お給料の良い会社がいい。
【例 5】
音楽制作、映画制作、CM制作などクリエイティブな仕事について、その仕事に打ち込む人生がいい。
仕事=プライベートになるくらい好きなことをしていたい。
多少忙しくても構わない。
結婚とかにも興味ない。
自分の好きなことだけしていたいから。
将来の仕事の決め方:仕事とは?
仕事=私事 じゃない
子ども達は、仕事を「私事」と思っている傾向があります。
もちろん好きなことを仕事に!って素敵です。
ただ、好きなことだけしてお金をいただけるでしょうか?
子どもたちは、習い事などは好きなことを選んできました。
そこでもちろん頑張ってきました。
ただ・・・仕事は、私事じゃないのです。
お金はどうしたらもらえるのでしょうか?
お金は人を喜ばせた分だけ、ありがとうの数だけもらえるんだよ
お金がある人は、いっぱいのありがとうをもらっているいい人なんだよ
と言うとわかりやすいですね。
お金が汚いとか、お金に関するブレーキもかからないと思います。
【Google ってなぜ儲かってるの?】
→それはGoogle の検索エンジンのおかげで、人々は辞書代わりに使ってすごく便利になりましたよね。
たくさんの人々に便利をギブしていますよね。
その対価です。
【Amazon ってなぜ儲かってるの?】
→それは忙しい時代に、お家にいて、通勤電車でショッピングができて、さらに送料無料で翌日に届いたりするからすごく便利ですね。
今やAmazon のない生活なんて考えられない人も多いはず。
たくさんの人を笑顔にするといただけるものがお金です。
仕事は、あなたにとっての「したいこと」であってもいいのですが、相手の「したいこと」「ほしいもの」を満たしていかない限り、ただの自己満足で、ただの私事になってしまいます。
将来の仕事の決め方:何に貢献できますか? したいですか?
あなたが
人のため
地域のため
社会のため
日本のため
世界のため
にできること、したいことは何ですか?
大きなことでも、小さなことでもいいんです。
もちろん、まだお金にならないことでもいいんです。
小さいお子さんだったら
公園のゴミを拾う
ママパパのお手伝いをする
おじいちゃん、おばあちゃんに電話をしてあげる
絵を描いてあげる
歌を歌ってあげる
などなど
中高生だったら
部活の仲間のためにリーダーになる
部活の縁の下の力持ちになる
クラス委員をがんばる
文化祭を盛り上げる
ボランティアに参加する
などなど
職業だったら
ここからは、しっかりと「仕事」としての「貢献」を考えていきましょう。
より世の中を便利にするツールを考えたい
お年寄りが住みやすい街づくりがしたい
安くておしゃれな服を売り出したて笑顔の女性を増やしたい
自動運転の車の開発に携わり、世の中から事故を減らしたい
通勤地獄をなくしたい
子ども達のセキュリティ強化に努めたい
アンチエイジングについて研究したい
難病治療薬を開発したい
などなど
将来の仕事の決め方:まとめ
●小さい子どもにはそもそも将来の選択肢がほとんどないので任せても選択できない
●中高生になっても、さほど選択肢は増えないが、高校、大学、学部などを選択していかなければならず、自分自身の未来を見失い迷子になっている子が多い時期。
そのため、将来に向かいたくないブレーキがかかる
●親の影響で好きになったもの、得意になったものがあっても、それは強制されたわけじゃなくて、それも一つの人生のチャンスとの出会いと考えるようにしたい
●将来=職業 だけではないので、プライベートについても理想の未来像を考えてみることも大切
●将来したいこと、将来したくないこと、この2つを書き上げていくと、考えがまとまってくるのでお試しください。
●仕事=私事、ではないので、「あなたがしたいこと」ではなく、「周りのしたい、ほしい」を満たすことが仕事なんだという理解をしよう
●上記全てを満たす未来が、あなたが目指す未来であり、それを叶える収入を得る未来になると思います。
小さい頃から、ちょっとしたお話の中で
・こういう人にはなりたくないってある?
・こんな生活できたらいいな?っていうのはある?
・どんなことをすると世の中の人が喜ぶかな?
・どんなところに住みたい?
・どんな大人になりたい?
みたいに・・・
未来を色々な質問で聞いてみることをしてあげると良いでしょう。
皆さんが、お子さんが、一度きりの人生の未来にわくわくして今という貴重な時間を過ごしていけますように♪♪
参考記事→中学生・高校生 本 おすすめ:未来への架け橋