英語力、国際色・・・
などを考えて中高一貫校を選ぶ方も増えていると思います。
なぜなら
・衰退に向かう日本で使われる日本語
・たった1億人しか話さない日本語
・どの分野でも日本語では情報量が少なく
・日本語で何を書いても読んでくれるのは日本人だけ
・日本語で何を発信しても聞いてくれるのは日本人だけ
オンライン化がますます進む未来
グローバル化、ボーダレス化がますます進む未来
鎖国しているように日本の中だけでエリートを目指しても
今までのように良い暮らしはできない未来が待っています。
意識の高いママパパは
英語力を上げてくれる学校を選びたい!
と思うと思います。
とはいえ現実は
・国際と学校名についているからいいかも
・グローバルと学校名についてるからいいかも
・帰国子女受け入れ多数、と書いてあるからいいかも
くらいの選び方しかせずに大失敗する例も多くあります。
本記事では
①英語力を伸ばす中高一貫校→選んだら失敗のポイントは5つ
②付属校はどうかな?
③結論、こういう中高一貫校が英語力を伸ばすのにいい!
④本物の英語力は放課後に通う塾選びにかかってる!
という順番で中1~高3までに確実に本物の英語力をつける方法をお伝えします。
小さい頃に頑張って子育てしても、ここで間違えるとかなり悲しい結果になるので、本記事をお読みいただき、しっかりとリサーチして良い学校を選んでください。
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Contents
中学受験 志望校の選び方(中高一貫校)→選んだら失敗のポイントは5つ
5つのポイントをお伝えする前に伝えておくべきことがあります。
ズバリ
学校だけで本物の英語力にするのは無理です!
え? 学校では本物の英語力まで導いてくれないの?
はい、もともと英語力が高かった帰国子女を除いて、学校だけで本物の英語力を高めることは無理です。
英語の偏差値を上げることと、本物の英語力をつけることは別です。
だからネイティブが多くいたり、アウトプットの授業中心だったりする国際色豊かな学校にしようかと思っていたけれど・・・
それでは5つのポイントをサクサク進めていきましょう!
①「国際」「グローバル」とついているからと言って本物の英語力を得られる中高一貫校ではない
学校ビジネスに騙されないことが大切です。
「国際」「グローバル」などと言っていると生徒が集まるので、そこだけで選んでしまうとビジネス戦略のカモにされます。
このような学校の特徴は
①文法をきちんと教えない
②グループワークやプレゼン準備などが多く、大学受験やTOEFLスコアアップの努力をする時間がない
③気持ちだけ国際的になっていくが実力が伴わない
そうでない学校もあるかも?ですが私自身は、「国際」「グローバル」がついている学校は全てこんな感じかなあという理解です。
こういう学校を選ばなければいいと言えばいいですが、そういう名前はついていないけれどそう言う学校もあります。
以下で深堀していきます。
②文法をきちんと教えない中高一貫校は要注意→本物の英語力は身につかない
文法をきちんと教えてくれない、文法力がつかないとどうなる?
↓
・英語を話しているように見えてぐちゃぐちゃな文法で話している
・文章を書かせても支離滅裂な内容
・大学受験には生かせない英語になってしまう
・TOEFLスコアも文法がぐちゃぐちゃなせいで途中から上がらない
・文法めちゃくちゃだと将来仕事で英語が使えず趣味英語で終わる
文法ばかり日本はやってるから英語力がつかないのかと思ってたけど、文法も大事ですね~
はい、以下のことが重要なので押させておくと学校選びも留学する時も役立ちますよ。
英文法を自然習得できるのは0歳~5歳くらいまでに英語圏にいて幼稚園などに長時間入れていた場合のみです。
6歳~10歳でもギリギリいけるかもしれませんが、10歳を過ぎると英文法はしっかり学ばないと自然習得はできません。
③プロジェクトが多い学校は英語学習時間がほとんど取れない
プロジェクトが多い学校はとにかく無駄なことに時間を使っているので本物の英語力を伸ばすための時間がなくなります。
そういう学校の特徴は・・・
・プレゼン準備・グループワークなどで忙しく英語力を上げる時間がない
・考え方だけが国際的になるけれど、英語力は英検2級、せいぜい準1級程度で終わるので本物の英語力にはならない
※英検1級レベル=英語圏の小5~中1なので英検準1で止まれば小学低学年かそれ以下
・理屈だけは一人前でも、コツコツ型ではない子が多く、英単語の暗記さえコツコツできないので英語力は伸びようがない
・総合選抜入試(旧AO)のみを狙わせるけれど、英語授業大学に合格するだけの英語力にはならず、国際的な人間になる夢を見るのは高校生活で終了。
暗記、暗記の詰め込み式より海外風の授業だからいいのかな?と思ったけれど、安易にこういう学校に入れるのは危険かなあと感じますね~
説明会などに行くと楽しそうだと思いますが、将来に関わる決断なので慎重になった方がいいですね。
④評定が取りにくい中高一貫校だと、その後に海外大も国内英語授業大学も進学しにくくなる
本物の英語力をここではTOEFL iBT100やIELTS7.5として話すのですが
たとえそのスコアを取れても、その後に行く大学がオールジャパニーズだと、その英語力をつかってプレゼンしたり、ディスカッションしたり、エッセイを書いたりすることがないので、英語力はやはり中途半端に終わります。
よく聞くのが
TOEFL iBT100を目指して頑張ってきて、達成したけれど、さほどペラペラじゃない・・・TOEFL iBT100ってネイティブ並みなのかと思ったら違ったな~ ここからさらに英語授業を受けたり、留学したりしないとネイティブ並みにはなれないんですね~
そう、そうなんです。
TOEFL iBT100でもまだペラペラではないんです!
だからこそ、TOEFL iBT100を取ってからさらに海外大学や国内英語授業大学に合格しようと思う子が増えています。
そうなると一般入試ではなく総合選抜(旧AO)になり、評定平均が合否を左右することになります。
海外大学または国内英語授業大学に行くには
・TOEFLかIELTSのハイスコア
・学校評定平均(高1~高3までの全ての教科の平均)
・志望理由エッセイ(英語)
が必要です。
国内の英語授業大学も海外大学と同じです。
一般入試で受ければ評定は不要ですよね?
はい、不要です。
ただ・・・
オールイングリッシュの国内大学は一般入試で受けられるところが少ないです。
総合選抜(旧AO)入試しか受け付けていない大学学部も多いんです。
【一般入試も総合選抜も両方ある英語授業の大学学部】
・早稲田大学国際教養学部
・法政大学グローバル教養学部
・国際教養大学
・国際基督教大学(オールイングリッシュではない)
【総合選抜(旧AO)しかない大学学部】
・上智大学国際教養学部(書類選考 or 公募制推薦)
・上智大学SPSF
・立教大学GLAP
・早稲田大学文化構想学部JCULP
・早稲田大学社会科学部TAISI
・早稲田大学政治経済学部EDESSA
・慶應義塾大学経済学部PEARL
・明治大学国際日本学部イングリッシュトラック
など
【参考記事】
国内国際系学部(英語で授業の大学学部)ほぼ全て紹介
バイリンガル教育した後の国内大学受験は国際系AO入試、という提案
評定が低いとチャレンジできる大学が減ってしまうので評定が取りにくい中高一貫校を選ぶのはかなりリスクがあります。
特に帰国子女で日本語授業に慣れていないのに評定が取りにくい学校を選んでしまうとかなり大変なことになるので気を付けてください。
頌栄、ICU、国立大付属で評定平均4.0以上を取るのはかなり厳しいですよ。
その他の学校もコースによって取りにくい、取りやすいなどがあるのでリサーチ必須です。
⑤総合選抜(旧AO)の入試についての知識・理解がない中高一貫校は英語を伸ばすジャマでしかない
聞いてびっくりするほど支離滅裂な中高一貫校が多いです。
・IBプログラムをやっているのに総合選抜(旧AO)の理解がない
→IBで受験できるのは海外大学か総合選抜(旧AO)しかないのに
・帰国子女を受け入れているのに総合選抜(旧AO)の理解がない
→英語力を生かす入試は総合選抜(旧AO)なのに
・プロジェクトばかりやらせているのに総合選抜(旧AO)の理解がない
→やってることは総合選抜(旧AO)対策だけなのに一般入試押しってバカなの?
総合選抜(旧AO)ってなんじゃ? ちゃんと一般入試で受験しなさいよ! わしゃ、海外大学入試とか総合選抜とかTOEFLとかSATとか知らんぞ! 何を言っとるんじゃ!
みたいな老害先生ばかりがいるのに、経営側だけが生徒集めのために「国際」「グローバル」「IBプログラム」「アウトプット中心」「ネイティブが多い」などと言っているんですね。
こういう一貫性のない中高一貫校を選んではダメです。
国際色豊か、と言いつつ、海外大に行けない考え方、システムがあるなんて・・・
どうかしていますね。
中学受験 志望校の選び方:英語力を伸ばすのに付属校はどうなんだろう?
付属校なら大学受験がないから英語力アップに使える時間も多いからいいのかもな~って思うんですがどうでしょうか?
普通に考えてそう思いますよね。
答えはNO
付属校に入れたら子供はどうなるのか?
続きをどうぞ!
↓
絶対大学受験をしない付属校に入れたら
早慶の付属だと外部受験しない子がほとんどです。
(青山学院、立教、法政、明治、学習院、女子大付属は出る子も最近は多いです)
絶対大学受験がないと思うとどうなるかというと・・・
↓
・勉強しない
・勉強するモチベーションがない
・勉強しなさいと言ってもしない
・のんびりモードに入ってしまう
・部活と友達関係で6年間が終わる
内部から大学進学する基準の英語力が低すぎる
早稲田大学の付属から早稲田大学に行く場合も
TOEFL ITP500くらいで政治経済学部に行けちゃうらしい=英検準1くらい
外部入試だとTOEFL iBT100くらい必要=英検1級以上
慶應も経済学部に内部から行った子の英語力も英検2級だから驚く
ラクに大学には行ける良さはあるけれど・・・
・大学で交換留学に合格できない
・就活で外部入試の子との差が大きい
・将来、英語力がないまま人生を生きることになる
こんな状況で、自分の子だけがめちゃくちゃ英語を頑張る状況に持っていく・・・ってすっごく難しいですよね~
受験っていう関門があるからこそ頑張るんですよね~ なければ頑張りませんね~ 付属に入れて英語を頑張らせる方が難しそうですね~
外部受験する子も多い付属校だったらどうかな?
昭和の時代は外部受験しなかったけれど、今は外部受験する子が多くなった付属校とは?
外部受験する子が多いな~と感じる順だと
(すみません、東京のみになります)
・日本女子大付属
・成蹊
・白百合
・学習院
・東洋英和
・聖心
・成城学園
・法政
・明治
・立教
・中央(付属・杉並など)
日本女子大付属、成蹊、白百合、東洋英和、学習院は真面目で頭のいい子が多い印象。
評定も良くて英語の文法もしっかりしている子が多いと思います。
学習院は1年の交換留学する子が多く、その後に総合選抜(旧AO)をする子が多いかな?と思います。
女子大付属の中には、外部受験は早慶上智以外なら女子大に行った方が一般職でいいところに就職できるからそのまま上に上がりなさい!
という保守的な先生も多いようなので、英語を頑張って国際的に活躍したい気持ちでパワーいっぱいの女の子だと窮屈になるかもしれません。
女子大の中でもそうでないところもあるのでリサーチ必須です。
上記の後半に挙げた学校は出ない子も多いので付属のノリの中で受験をしないといけないので、かなりしっかりとした目標を持って意志の強さがある子じゃないと難しいかもしれません。
中学受験で早慶落ちても英語力高いとリベンジして人生では勝てるってこと
要するに、中学受験で早慶に不合格になったとしても
・付属校の子たちは英検2級や準1で止まるわけだから
・大学受験の際にTOEFL iBT100やIELTS7.5以上を取得して早慶に入れば
・大学で交換留学も行けるし
・就活も有利だし
・人生も中学受験で早慶に行った子より勝ち組になれるってこと。
なるほど~ 今の時代は特に、大学名だけ良くてもリストラになりそうですからね! 親も子も中学受験で付属に入れてのんびりしようなんて思っていたら、人生負け組になちゃいますね
その通り!
どういう状態で社会に出すか、巣立たせるか、
そこまで手を抜かない子育てをすることは大切かなあと思います。
結論! こういう中高一貫が英語力を伸ばすには最適!
①文法をきちんと学ばせてくれる学校
②留学制度があって1年留学できるけれど留年するかしないかを生徒が選択できる学校
③真面目な雰囲気の学校でコツコツ学ぶ力をつけてくれる学校
④学校評定が比較的取りやすい学校
⑤プロジェクトなど余計なことに時間を使いすぎず英語学習の時間が取れる学校
⑥一般入試、総合選抜入試(旧AO)をどう選択するかは生徒自身の受験なので生徒と話し合って生徒の思いを尊重してくれる学校で、総合選抜(旧AO)や海外大学の知識もある程度ある学校
上記のポイントをしっかりリサーチして学校を選ぶと良いと思います。
本物の英語力をつけるのは放課後に通う塾選びにかかってる!
学校というところは
・集団生活を学ぶ
・協調性を養う
・リーダーシップを養う
・英語以外の教科を学ぶ
・友達を作る
みたいなところです。
おバカさんな子ばかりがいる環境よりは、頭のいい子がいる学校の方が環境がいいのでレベルの高い学校に入ることは大切だと思いますが、英語力・学力を伸ばしてくれるのは放課後の塾です。
本物の英語力を高3までに達成する!
という観点からの塾選びは
・TOEFL, IELTSのスコアを伸ばしてくれるところ
・通っている子のレベルが高いところ
・英語授業大学の合格実績が高いところ
・海外大学の合格実績が高いところ
を選ぶ必要があります。
受験英語ではなく、TOEFL, IELTSのスコアを上げていくことにフォーカスする塾に中学生くらいから通っておくと良いと思います。
海外帰国子女ではなくても、そういう塾に中学生~高1くらいから通っていて、しっかり努力すればTOEFL iBT100以上、IELTS7.5以上は取れます。
純ジャパでもなんちゃって帰国子女になら余裕で勝てます。
※なんちゃって帰国子女とは?
・10歳過ぎてから海外に行ったけど文法ぐちゃぐちゃで帰国したなんちゃって帰国子女
・幼少期に海外にいたことがあるけれど、その後は特に何もしていないので発音だけ良くて簡単な会話ができるだけのなんちゃって帰国子女
※純ジャパとは?
一度も1年以上の海外留学も海外生活も経験していない子のこと
(数週間の短期留学はあったとしても純ジャパです)
高3の夏~秋までに
・TOEFL iBT100以上 または IELTS7.5以上で
・評定平均が5段階で4.0以上あれば
国内英語授業大学を狙えます。
がしかし!
高3の勉強量はものすごい量になり、ほぼ毎日塾通いとなります。
そのため、プロジェクトが多い学校だと大変になります。
プロジェクトは英語が出来るようになってから、大学で英語を使ってやった方が断然いいです。
・日本語でプレゼンしても日本人にしか届かない
・日本語でエッセイ書いても日本人しか読めない
・日本語しかできないとディスカッションは日本人としかできない
こんなことだけをやって高校生活を無駄にしないためにも、高校生の間は英語力を高めて、本物の英語力で大学に行ってから
・英語でプレゼンすれば世界に届く
・英語でエッセイ書けば世界に届く
・英語でディスカッションすれば世界と話し合える
・英語ができる状態で大学で交換留学に行けば世界とつながれる
というところを目指すことが真の国際人になるルートだと思います。
本物の英語力をつけるための中高一貫6年間の過ごし方の結論
・学校は良い環境のために選ぶ
・評定が取りやすい学校を選ぶ(取りにくい学校を避ける)
・学校では本物の英語力はつかないので良い塾を選ぶ(TOEFL, IELTS)
・塾に通える時間が確保できる忙し過ぎない学校を選ぶ
・英文法をしっかり教えてくれる学校を選ぶ
・真面目にコツコツ勉強する習慣をつけてくれる真面目な子が多い学校を選ぶ
・付属だとしたら外部受験する子が多い学校を選ぶ
・海外大進学や国内総合選抜入試(旧AO)に理解のある学校を選ぶ
・高3の時の英語力を第一段階ゴールとし、就活の時の英語力を最終ゴールに設定する
早期英語教育していたとか
おうち英語をしていたとか
小さい頃に海外にいたとか
留学したことあるとか
海外大好きとか
国際的に活躍したい夢をぼんやり持っているとか
・・・
色々途中まで頑張ったのに
最後の学校選びを間違えてしまうと
本物の英語力に到達しないので
ぜひ学校選びは慎重にリサーチして決めてください。
中学受験専門のプロ個別指導教室【SS-1】
【中学受験専門】個別指導塾ドクター
スタディサプリ進路で学校パンフをまとめて請求
質問はTwitterから受け付けますので、お気軽にどうぞ。
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