英語子育てをしていますが、アメリカなど英語圏の教育と日本の教育の根本的な違いって何でしょうか? 英語という言語を得意にさせるだけでなく、英語圏の良さも取り入れていけたらと思っています。 日本の教育機関のルートにそのまま子供を乗せていても大丈夫か不安です。 どうしたらいいのか教えてほしいです。


その不安は大正解! 日本とアメリカの大学が求めるエッセイを比較してみて日本の大学のエッセイのお題にア然! 日本の教育機関が求める学生像になったとしても、今の時代、社会では不要な人物になりますね。 このまま日本の教育機関に子供を任せていても未来の社会に適応しない子になるので親がしっかりした方がいい、というお話をします。

【大学のエッセイの違いを簡単に言うと】

●アメリカ
→あなたはどういう生き方をしてきたどんな人ですか? 興味あります。
●日本

→あなたはこの大学にピッタリ合ってる人ですか? もしそうなら入学してほしいな。

Ruru

日本の大学はピッタリ合うパズルの「型」みたいな人を求めているってこと? 教育のゴールってそこだったの? でも今、経済界は終身雇用も崩壊という方向だし、ただのいい子より、スキルのある人を求めているみたい・・・ 日本の教育のルートを通っても日本の未来でも世界の未来でも活躍できない人になっちゃうってこと? 大変!

そうなんです! 大学共通テストで記述式問題が増えるとか英語4技能必須と変化したりアクティブラーニングを取り入れている学校が増えたりしていますが、エッセイのお題を見ると、明らかに教育が時代についていっていないということがわかります。 この記事でアメリカのエッセイと日本のエッセイのトピックの違いから、そのことをより実感していただき、これからの子育てをどうしていけばいいのか、というところまでお話します。

【この記事を読むメリット】

①アメリカの大学と日本の大学が学生に求める人物像の違いがわかる
②今の社会の動きに日本の教育がついていけてないことがわかる
③未来を生きる子供たちが未来で幸せになるために親がすべき具体的なことがわかる

この記事を書いているわたしは娘の大学を国内か海外か迷い、両方を調べまくりました。 国内大学に関しては一般入試だけでなくAO入試についても調べていたので、大学側がどのようなエッセイ(志望理由書)を求めてきているかは一通りの大学学部を調べたので把握しています。 海外大学については、娘がアメリカとカナダの大学を迷っていたので両国のエッセイのトピックもわりと多く知っています。

以下のContentsの順番でアメリカと日本の教育の違いをご覧いただき、未来を生きる子供のために何をすべきか具体的にお話していきます

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日本とアメリカの教育の違い:アメリカの大学エッセイ:「個性的生き方重視」

アメリカは共通アプリケーションがあって、そこから多くの大学に出願するようになっていて、大学側に提出するエッセイのトピックは7つから選べます。
今年(2019年)のものが以下の通りです↓

https://www.commonapp.org/apply/2019-essay-prompts

7つのエッセイから選択して書きます
1つ1つ内容を簡単に解説していきます

1. Some students have a background, identity, interest, or talent that is so meaningful they believe their application would be incomplete without it. If this sounds like you, then please share your story.

→自分という人間を形成してきた背景やアイデンティティー、興味、才能

2. The lessons we take from obstacles we encounter can be fundamental to later success. Recount a time when you faced a challenge, setback, or failure. How did it affect you, and what did you learn from the experience?

→直面した挑戦、挫折、失敗した経験の影響と学び

3. Reflect on a time when you questioned or challenged a belief or idea. What prompted your thinking? What was the outcome?

→ある信念や考え方への疑問、異議をどう考え、どのような結果か

4. Describe a problem you’ve solved or a problem you’d like to solve. It can be an intellectual challenge, a research query, an ethical dilemma – anything that is of personal importance, no matter the scale. Explain its significance to you and what steps you took or could be taken to identify a solution.

→解決したい or 解決した課題の重要性と、解決手段

5. Discuss an accomplishment, event, or realization that sparked a period of personal growth and a new understanding of yourself or others.

→自分自身を成長や新しい考え方に導いた達成や出来事、実現

6. Describe a topic, idea, or concept you find so engaging that it makes you lose all track of time. Why does it captivate you? What or who do you turn to when you want to learn more?

→夢中になれるトピック、アイデア、コンセプトが自分を惹きつける理由

7. Share an essay on any topic of your choice. It can be one you’ve already written, one that responds to a different prompt, or one of your own design.

→自分自身が何かトピックを選んで書く

大学側はあなたがどう生きてどのような人になったのかを知りたい

上記7つのどの質問を見ても同じことが問われていると思います

あなたがどのような生き方をしてどのようなことを学んだどんな人なのですか?ってことを聞いていますよね。

どのような人が合格するのでしょうか?

「どういう人」という答えはなく、チャレンジし続けて学び続けて向上し続けてきた人、ではないでしょうか?

日本とアメリカの教育の違い:日本の大学エッセイ:「学生が合わせろ」

日本の大学のAO入試の志望理由書を見てみましょう

上智大学国際教養学部のエッセイトピックは以下↓

https://www.sophia.ac.jp/jpn/admissions/gakubu_ad/fla/itd24t000003s6bw-att/itd24t000003s6i1.pdf

→あなたが上智大学で学びたい理由、そしてその中でも国際教養学部で学びたい理由を英語で書きなさい

早稲田大学国際教養学部のエッセイトピックは以下↓

https://www.waseda.jp/fire/sils/assets/uploads/2019/06/2020ApplicationGuide_Domestic.pdf

→早稲田大学国際教養学部に興味を持った理由と卒業後の人生と仕事の計画や夢について書きなさい

立教大学GLAPのエッセイトピックは以下↓

https://www.rikkyo.ac.jp/admissions/undergraduate/guidelines/qo9edr0000007ysy-att/20if_all.pdf

→これまでの自分の実績や集中して行ってきたことに触れながら、入学後に何をどのように学びたいのかを、本学所定書式に、黒または青のボールペン(消せるものは不可)を用いて、日本語または英語で2枚にまとめて記入してください。

要するにその大学学部にピッタリ合う人かどうかが重要

あなたがどんな人かどうかより、この大学に合うなら入れてあげよう

というスタンスがある気がしてならない。

どのような人が合格するのでしょうか?

その大学の授業を研究し尽くして、その大学学部にいらっしゃる教授の考えに合うような志望理由書を作成して提出すると合格しやすいのが日本、というのが正解だと思います。

日本とアメリカの教育の違い:今の日本の教育に乗っかっていいのか?

まず今の社会の動きを見つつ、これからの未来を日本の教育を受けている子がうまく生きていけるのかを考えてみましょう。

終身雇用崩壊+新卒一括採用廃止へ

もう聞き飽きたくらいの話題だと思いますが、終身雇用はもう崩壊しますよね。
経団連の中西さんもトヨタの社長も言及していますね。 特に中西さんの発言に注目しておくべきだと思います。

https://president.jp/articles/-/28850?page=2

ノースキルの学生を企業が一から育てるのでは間に合わない。 企業がが求めるスキルと能力を持つ人材を必要に応じてその都度採用することが理にかなっている(上記記事より)

「大学名だけ」ではなく、「ただの型にはまった教授に気に入られるいい子」ではなく、「スキルのある子」に育てる必要があるようですね。 今の学校がそうしてくれないなら親がやるしかない!って感じです。

AI時代の教育

ただの「いい子」であればAIで代用できるようになってきちゃいますよね。 それはわかっていることなのに教育は変わらない・・・ 日本の大学入学に必要なエッセイも、その大学に合っているかを見るもので、能力であったり、生き方ではないですよね。 ではどうしたらいいんだろう? 日経ビジネスに様々な意見が出ているけど、かなり参考になると思います。

https://business.nikkei.com/atcl/opinion/16/042400065/

アメリカの大学のエッセイを思い出してみると、上記の方々がおっしゃっている内容と重なる部分があるように思えますね。

経験、発想、興味、挫折、失敗、出来事、アイデア、挑戦などなど「教えられていないものからの学び」が必要だということではないでしょうか?

この記事を書いている私がアメリカ・カナダなどの北米かぶれであることは否定しませんが、落ち着いて考えてみても、アメリカのエッセイトピックに対して自分自身の生きてきた過程や考え方ががしっかり書ける高校生に育てておいた方が、これからの社会では生きやすいと思いませんか?

付属上がりは就職に不利

「付属高校から有名大学に進学していても結局バカなんでしょ」

と企業側が思っているらしいと気にする学生が増えているみたいだけど実際そのようなことはあるようですね。

https://www.j-cast.com/2015/01/16225475.html?p=all

就活までを考えて子供の学校や受験の時期などを決めていかないといけないようですね。 「子供にラクをさせたい」とか「学校名というブランドがほしい」という理由で安易に付属校を選んでも、子供のためにはならない可能性が高いですね。

昔の黄金ルート(いい大学→いい就職→幸せ)を信じず、今の社会、未来をしっかり考えた上で、学校選び、受験の時期選びをすべきだと思います。

教育は遅れているが経済は動いている
親が子供の未来をなんとかするしかない

教育は発達が遅れていて、まだまだ「みんな同じ」を作り出す方向で進んでいますが、就活に関してはスキルを持っていてほしい、という「何かに特化した人がほしい」という流れですね。

●教育業界:みんなおんなじの「従順ないい子」を作ろうとしている
●経済界:特化したスキルを持つ人や人生経験や人間力がある人物を求めている

直接「経済」いわゆる「お金」に直結しちゃうので、経済界は教育よりも早く世の中の流れを反映しています。

昔みたいに学校をブランドと捉えて選んでいてもなんとかなった時代はもう終わりですね。

日本の教育が変わってくれるのを待っていたら子供の未来に間に合わないので、親が時代を読む力を持って、これからの時代を生き抜く子供を育てるスキルが問われているなあと感じます。

日本とアメリカの教育の違い:子供が未来を生き抜く力をつけさせる親力と環境

子供が未来にはつながらないレールの上の列車に乗ってしまっていたとしても、そのままスキルもないまま未来に進まないようにするにはどうしたらいいんだろう?

日本を出る力をつけよう

日本でしか生きられないのはリスクが高すぎるので、日本を出る力を育てておくことはとても大事です。 経済危機もそうですし、日本が生きにくいとお子さんが感じた場合もそうですし、災害などがあっても脱出できればいいですよね。

じゃあどうやって?

結論は・・・

【日本脱出に必要なこと】

①英語力
②プログラミング力
③柔軟性・順応性
④創造力と想像力
⑤受け身ではなく能動的に生きる力

では上記を深掘りしていきますね

①英語力

英語力に関してはこのブログ記事の色々なところで語っているのでご存知な方はある程度ご存知だと思います。
年齢によってやるべきことは違いますが・・・簡単に言うなら

●乳児(幼稚園前):英語子育て
●幼稚園児:英語子育てをまだ頑張る
●小学生:英語圏の文化を好きにさせる環境を作る
●中高生:英検を目標にして高2までに準1を取得してTOEFLの高スコア狙う
※どこかで海外経験をさせてあげられるといい

参考記事→子供の習い事の選び方−親が決める【プログラミング・英語・国語】

上記記事の中で幼稚園・小学生に特にいいと思うのはGlobal Step Academy です。 英語を学ぶのではなく、英語で何かを英語圏の先生から学ぶので、英語だけでなく、英語圏の想像力、創造力などが養われていくチャンスが自宅にやってくるのはすごいことだと思います。

Global Step Academy

⇨Global Step Academy公式サイトはこちら

②プログラミング

こちらに関しては以下の記事を参考にしてみてください
参考記事→子供の習い事の選び方−親が決める【プログラミング・英語・国語】

AIを操作する側に回るって大事ですよね!

③柔軟性・順応性

柔軟性、順応性を養うためには、様々なキャンプなどに参加させることが1番です。 学校以外の友達に会う、日本以外の人たちに会う、ということがとても重要になります。 日本はほぼ単一民族の国家なので「みんなおんなじ」が当たり前になっています。 その「当たり前」をぶち壊す環境に参加させてあげることがこれからの時代を生きる子供たちには相当必要なことだと思います。

【小さい子 参考記事】
カナダ親子留学その3:子供と楽しむ場所【キッズプログラム情報有】
家族夏休みワクワク計画【家族遊び・サマーキャンプ情報有り】

【中高生参考記事】
高校生サマーキャンプおすすめ
AO入試に部活は不要です!【部活以上に役立つ活動情報付】

④創造力・想像力

クリエイティビティとイマジネーションということになりますね。

●クリエイティビティ(創造力):自分の人生は自分で創り上げていくものだ
●イマジネーション(想像力):どんな人生にしようかな? とわくわくする

この2つの意識を持たせることが大切です。

1番いけないのは「○○ちゃんはおばあちゃん似だからこうなると思うよ」

とか言ってしまうと、「そうなるのかも」とか、「なんだか決まったルートがあるんだ」と思ってしまいます。 それよりも・・・

○○ちゃん(○○くん)はどんな人になりたいの?

って聞いてあげるといいですね。 職業ではないですよ、色々な部分でどんな人になりたいのか聞いてみるといいですね。
誕生日ごとに以下に挙げる質問を聞いてみると面白いですよ。 経験が増えるごとに変化していくはずです。

【誕生日ごとに聞いてあげたい質問】

●どんな場所に住みたい?
●どんな服装をしている大人がかっこいい? 素敵?
●どんな車に乗ってる人になりたい?
●どんな雰囲気のお家に住んでいる人になりたい?
●休みの日はどう過ごす大人になりたい?
●どんな仕事でどんな人のためになっていたい?
●これからの時代はどんな仕事がいいと思う?
●映画の主人公などで憧れる人はいる?

どんな趣味を持っていたい?
●どんな友達がいる大人になってる?

どんなところに年に何回くらい旅行に行きたい?
●結婚するならどんな家族を作りたい?
●どんな風に家族を幸せにしていくつもり?
●どんな風に社会に地球に貢献していきたい?
●どれくらいの能力があればそれら全てが叶えられると思う?

要するに、それら全ては自分のこれからの生き方次第でどうにでもなる!
ということを認識させておいてあげることが大切ですね。

参考記事
【思春期子育て】子供と心がつながる本 5選 【コーチングから学ぶ】
今と未来がつながる:中高生におすすめの本 4選【受験から就職まで】

⑤受け身ではなく能動的に生きる

日本の学校に通っていると、どうしても「こういう子がいい子」「こういう子が人気」みたいな「型」があり、どうしてもその「型」に合わせようとしてしまったり、「型」に合わないとダメなんだと思ってしまったりします。
そのために、学校が求めてくるものに対して受け身で学んでいくことが評価される方法なのだと知らず知らずに思ってしまいます。

反抗は能動的に生きていきたいサイン

反抗したら、とことんその言い分を聞いてあげて、その先の生き方を聞いてあげるといいですね。 ただもちろんですが、中高生ですからビジョンなんてほとんどありません。 ただ今の状況に対してNOだとしかわかっていません。 そういう時は人生の「迷い子」ですが、と同時に何かを求めている証拠です。 「いい子」の路線に無理やり戻そうとせずに、「じゃあどう生きてどう幸せになりたいのか?」を一緒に考えてあげる余裕がママパパにあるといいと思います。

受け身ばかりでいわゆる「いい子」タイプなら

親が大好きだったり、親が強い、威厳がある、尊敬されている、または怖い、という存在だとどうしても「受け身のいい子」になりがちです。 そういう場合は親元を離す短期留学や国内でもいいのでサマーキャンプなどに参加させてあげて、家の外の価値観にもっともっと触れさせてあげるといいと思います。
または、親以外の尊敬する人、ついていきたい人が見つかるといい方向に向かうので、塾の先生でも担当者でも、習い事の先生でもいいので、誰か他人の力を借りられるようになるといい方向に変化すると思います。

我が家では

最後に我が家の話で恐縮ですが、娘に英語をさせたかったので、家にいるより「英語環境に入れたい」という意識から色々なものに参加させる機会は多かったと思います。 英語だけでなく、日本でも夏には夏期講習だったり、化学実験の講習とか、ものづくりキャンプとか・・・色々なところに放り込んでいました。

高校生になると留学、サマーキャンプ、ボランティアなど夏はほぼ家にいない状況でした。 家にいる時は家族べったりですが、外でもハッピーでいられる順応性や対応力はついたと思います。

もうすぐ21歳になる娘を見ていて1番良かったなあと思うことは、英語ができることだけでなく、順応性が高いことと、精神的に強いことから、どこでも誰とでも生きていけそう!っていう子に育ったことです。

最後に結論

アメリカの大学に出すエッセイと日本の大学に出すエッセイのトピックの違いから見ても、日本の教育は、既存の環境に当てはめることをゴールにした教育になっていて、変化が激しい今の時代から未来を考えた時に危険を感じるのは事実ですね。

経済界が変化しているのに対して、教育だけは昔のままです。 入試改革などで少しだけ英語が重視されたり、記述式が増えて意見が言える方がいいなどになっていますが、それもまた「そうなった方がいい」という理想の型にみんなが向かっているという図式は変わっていません。

経済界は変化し続けている
しかし教育は昔のまま
日本の教育はヤバイ!
大学卒業まではハッピーでいられるけど
でもその行く末は・・・
みんな同じリクルートスーツを着るゴール
そのスーツを着ても中身がなければリストラ決定

親がそれを理解して創意工夫をしていくしか道はない

今回は以上です。
最後までお読みいただきありがとうございました。 愛するお子さんの輝く未来のために未来を幸せに生きることができる子供に育てていきましょう!

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